山本元帥について、皆様はどのようなイメージを抱いているだろうか? 若い方は名前すら知らないという方もいるかもしれない。
山本元帥を語る上で外せないのが、「真珠湾攻撃」である。当時の戦争の中心兵力は戦艦を中心にする大砲での戦いが中心であった。
そのような時代に、戦闘機での空中からの攻撃を世界に先駆けて実現したのが、山本元帥である。
先の大戦の開戦段階では、日本の連合艦隊は世界一の艦隊であったとアメリカ海軍が分析している。
この番組で取り上げられていた真実は、山本元帥はとにかく、戦争反対者であった事だ。日独伊三国同盟を、身命をかけて反対した事実も残っている。
米英との戦争にはとにかく反対していたのだ。海軍に入隊し、地位が上がるに連れて諸外国へ何回も訪れ様々な事を学んでいた。
あの、ハーバード大学でも僅かではあるが、勉強した記録が残っている。ヨーロッパにも何回も訪れ様々な角度で日本の戦力と、諸国の戦力を冷静に分析していたのだ。
その中で、日本お得意の内部分裂が始まる。海軍省と陸軍を中心とした軍内部や対米強行派などの対立があり、最後の最後で日本は先の大戦に踏み出してしまう。
その個人の見解とは全く違った判断の中で、真珠湾攻撃が始まり、開戦へと日本は突入してしまう。
番組の中で、キーポイントだと思った事は、アメリカは徹底した実力主義と失敗に学ぶ分析力に違いがあったという事である。
日本は、真珠湾攻撃のからミッドウェー海戦で大敗北するまでは、アメリカと互角だったそうだ。
アメリカはその後、凄まじい勢いで航空兵力を増強し、パイロットをどんどん育成させ戦力を補っていたのだ。
日本はとにかく短期決戦しか勝負はないので、どの戦いも全力で突入していく。パイロットの育成も後回しにして短期決戦の戦いをしていく。その後の結果は皆様承知の通りである。
当時の流れはある意味今も残っていると思う。ニュースを賑わしている、安保法制しかり原発再稼働しかり、今もこの国に残っている謎の危険さがあると私は思うのだ。
当時とは全く時代背景が違うので、断定は出来ないが、事なかれ主義のこの国の雰囲気が最も危険なのだ。
安保法制に反対かどうかより、安倍内閣が去年の総選挙で大勝した時からこうなる事は決まりきっていた事実であり、選挙に行かない、政治に興味がないというこの謎の雰囲気に危機感を覚える。
戦争反対という事を口でいうのは簡単である。だが、先の大戦で戦いたくなくても巻き込まれていくのがこの世界の常識なのだ。
今更反戦デモなどをしていても何の解決にもならない。去年の総選挙前に何故このような議論を全くしなかったのか?一部ではしていたのかもしれないが、大多数の国民の中では意識していなかったと思う。
思考停止状態の危険さ、判断を自ら下さない事。そして失敗を恐れる事。意味のない謎の空気感。この事にまず気づき、とにかく議論をしていこうではないか。
まずは、家庭の中で沢山議論していくのが最優先である。その中でこのような番組を視聴する機会を経て私は感謝している。
日本を守ってくれた先人達を心から尊敬し、哀悼の意を表明したい。再放送もあると思うので一度でもいいのでこの番組を視聴し、番組内での事実に基づいた上で、家庭で沢山議論して欲しいと思う。
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