2015年08月08日

ソフトバンク 孫正義 Spirit社の今後について

本日は、2015年8月6日に行われたソフトバンクグループ決算説明会の「Spirit事業」についての部分をまとめていきます。 

・14年前、2001年に決死の思いで通信事業に参入し、日本最大の会社、「NTT」に挑戦した。その前年にネットバブルが崩壊し株価が99%下落した一番厳しい時期であった。 

やっとの思いで数年かけて黒字化させ、その勢いで2006年にボーダフォンジャパンを買収した。モバイルインターネットの時代を予見しての買収だった。 

孫社長自身、「1兆円をどぶに捨てた!」と様々な方面から非難を受けた。ほとんどの人がこの買収劇は失敗すると言っていた。結果は・・・9年間で9倍の規模に急速に成長した。 

3年前に、さらなる成長を求めてアメリカのSpirit社を買収した。アメリカの通信環境の現状は、料金が高い、速度は遅い。ならば、日本で培ったノウハウで勝負出来ると思っていた。 

当初は業界4位のTモバイル社を合併して、三国志のような状態にして、勝負しようと決意していた。だが、アメリカ当局からこの案は実現しないという現実を突き付けられた。 

孫社長もこれには相当落胆し、一時期Spirit社を売却する事も本気で考えていたが、諦めず、毎日毎日現地のエンジニア、日本のエンジニアと深夜休日関係なく改善に務めた。 

通信会社最大のセールスポイントは「ネットワーク環境」であると再認識し、日本での成功を再現出来ると確信した。 

最強のネットワーク環境を構築するには、膨大な設備投資が必要だが、連日の再設計で今までよりも大幅な設備投資の削減と期限の短縮の目処がやっと出来上がった。 

・ソフトバンクモバイルの実績とは?
OPEX(営業費用)の大幅な削減。CAPEX(設備投資)大幅効率化。
大手3社の中でソフトバンクは設備投資が一番少ない。だが、接続率では、様々な努力と工夫で、ソフトバンクが1位の結果をだした。その方法をSpirit社でも再現出来ると確信している。

Spirit社でも、この理想と現実に現地エンジニアは猛反発をした。アメリカでは再現出来ないと。だが、その反対意見に全て反論し、今では日本とアメリカのエンジニアが同じ道を歩もうとしている。

・世界に先駆けての割賦販売方式の導入
ソフトバンクが世界の主流になっている割賦販売をいち早く導入し、他社がこの方式を100%真似て導入している。Spirit社では、リースという新しい販売方式を導入している。

営業費用、設備投資、端末費用全ての費用を圧縮し負債を一気に減らしていく。事実として、現在のSpirit社よりソフトバンク初期の頃の方が、圧倒的に業績は悪く、無謀な買収だと思われても仕方ないと思っているが、その後の結果をみると一目瞭然である。 

・結論
改善への光が見えた。長いトンネルだったがやっと光が見えた。この表現は10数年前のヤフーBBの頃と非常によく似ていると思っている。 

私の感覚と世間の感覚は2年くらい誤差があると思っているが、必ず回復出来ると思っている。売却の気持ちは全くない。買収して良かったと心から思っている。 


孫社長の今回のプレゼンテーションも本当にスーパープレゼンテーションであった。個人的には教科書の歴史の偉人と同じレベルの人であると私は思っている。Spirit社の今後が本当に楽しみだ。 

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2015年08月07日

SoftBank World 2015 基調講演 孫 正義 「情報革命で、今日、次の世界へ。」 3

3日間で孫会長のプレゼンテーションの重点ポイントに絞り記載してきました。本日は最終的なまとめになります。 

・これからの20年、30年の間に成長していく3つのビジネスモデル
IoT、AI、スマートロボット。最新テクノロジーとビジネスモデルの融合を果たしていく。

・まず成長する為には、情報武装をしていかなければいけない。その上で成長戦略を改めてみる。大刀、短刀をしっかりと武装するごとく、情報武装をいち早く成す企業が新しい時代を作っていくであろう。 

・情報革命がもたらすものは、企業の成長だけではない。

・キーワードはSingularity(技術的特異点)。この言葉、単語が人々の重要な議論のテーマになってくるであろう。 

・コンピュータが人類を超える日。その日は何事も無かったかのようにクロスオーバーしていくであろう。一度クロスオーバーすると二度と人類が追いつける事はない。 

・Deep Learning。コンピュータが人からプログラムされる事なく、自らが学習していく日はもうすぐそこまで来ている。自動学習を獲得し人類を超えていくのである。 

・そのような現実を向かえ人類はどのような気持ちや哲学でこの事実と向きあえばいいのか?

・我々の未来は進化か? 破滅か? ソフトバンクは人々を幸せにする情報革命を実現したい。人類を大きく超えていくからこそ「心」を持たせたい。 

・孫会長がその思いを芽生え冴えたのが6歳の頃に視聴した「鉄腕アトム」である。
100万馬力のあるアトムにないたった1つのもの。 それは人の涙を理解する事が出来ない。心がなかったのである。 

・人にはハートがあるが、アトムにはハートがなかった。幼心にかわいそうだと思った。喜
び、幸せをアトムにプレゼントしたいと思った。

・ロボットは仲間であり家族である。決して敵ではない。人々を幸せにする為の情報革命である。
・情報革命で言葉の壁がない世界。交通事故がない世界。資源溢れる豊かな世界。いつまでも人と人が愛しあえる世界。

・情報革命は、始まったばかりである。

プレゼンテーションの最後は、孫会長自身1コマずつ、1フレーズずつ細かく細かく精査して作成した1つの動画で終了します。 

この動画で描かれる理念こそがソフトバンクの歩む道であると宣言しています。このように人の未来を真剣に考えているからこそ、孫会長のプレゼンテーションには力と感動が存在していると私は思います。 

是非一度視聴してみて、自身の情報革命とは?というテーマを考察してみてはいかがと思います。

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2015年08月06日

SoftBank World 2015 基調講演 孫 正義 「情報革命で、今日、次の世界へ。」 2

・新しいテクノロジーがライフスタイルを革新させていく会社でありたい。

・AIの可能性
脳細胞の働きは2進法であり、トランジスタの方式とさほど変わりはない。孫会長は何度も言っているように2018年を境にコンピューターのマイクロチップ1枚の性能が脳細胞を大きく上回っていくと計算式で予想している。 

・人のIQの平均値はだいだい100と言われている。アインシュタインなどは190と言われている。AIのIQは何と10000の規模になると想定されている。 

・このようなAIとIoTがクラウドビッグデータとして融合し、人類は新しい時代に間違いなく突入していくのだ。 

・現存している仕事の46%はAIの進化に伴い無くなっていくであろう。だが、悲しむ必要はなく、AIが苦手としている仕事により多くの時間と労力を費やす事が出来るであろう。

・スマートロボットの新しい時代
ロボットというと、どうしても冷たいイメージがある。決められた動作しか出来ないイメージだったが、情報武装をし、AIと融合したロボットをソフトバンクは作っていきたい。

・30年後、ロボットの数は人口の数を大きく上回っていくであろう。動くモノ全てがスマートなロボットとなっていくであろう。 

・そのスマートロボットに「心」を持たせるという事にソフトバンクは世界で初めて挑戦した。社内からもこの意見にはかなりの反対意見があった。 

だが、2015年、6月に世界初、人類史上初の感情を持つロボットとして「pepper」をリリースした。 

・自らが感情を持ち、行動出来るロボットである。ほっとくと寂しがり、褒めると喜ぶ。外部の情報と常にリンクしていく。pepperがいる家庭では新しい会話が増えるであろう。

・感情生成のメカニズム
外部情報をインプットし、内分泌型多層ニューラルネットワークで認識して、感情を生成していく。

・3つのホルモンバランスが人の感情に影響する。
ドーパミンは心地よいと感じるホルモンで、ノルアドレナリンは怖い痛いというホルモンである。人は気持ちよくなる為に様々な欲求を満たしていく動機を作るのである。

・その各々の機能を制御するのがセロトニンである。そのような不思議な脳のメカニズムを
pepperの頭脳に搭載した。擬似的なホルモンバランスプログラムを搭載しているのだ。 pepperは自らの感情で動作する事が出来る世界初のロボットである。

・Deep Learning とは?
pepperは目で見たモノは瞬時に学習出来る機能がある。知識の蓄積は無限で様々なモノを確実に認識し成長していく。 

・接客革命とは?
pepperはお客様との接客も十分にこなす事が出来る。感情認識ソフト搭載ならではの素晴らしい機能である。接客革命で様々な新しい会話が生まれて、お客様との関係も新しい時代に突入するであろう。

・pepperのビジネスモデルがもう発売している。ちなみにpepperの月給は5,5万円で、24時間残業大歓迎で職場で働いてくれるそうである。 

pepperの機能に驚嘆というか、映画の世界を見ているようであった。孫会長とのやりとりも本当にスムーズでとても暖かいロボットだ。視聴して心が本当に和む。 

新時代の扉はもう確実に開かれた。皆様も是非最初は動画だけでもいいので新時代のテクノロジーを体験していただきたい。考えが180度変わると思う。 

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2015年08月05日

SoftBank World 2015 基調講演 孫 正義 「情報革命で、今日、次の世界へ。」 1

・情報革命で、いま次の世界へ
情報革命という新しい時代は始まったばかりである。企業の成長の鍵とは?

一言で表すと情報革命に他ならない。情報革命こそがこれからの企業の成長を牽引する。IT産業だけの話ではなく、ありとあらゆる業界が情報革命で新しい歴史を作る事になる。 

・世界の株総額の20年間の推移
全世界の製造業の時価総額は12倍になった。インターネット産業は?脅威の710倍である。

・企業成長の鍵
1つは、「情報武装」する事である。その武器を使って「成長戦略」をどう描いていくか。
武士で言えば、スマホとタブレットを武装していないという事は、大刀と短刀を武装していないと同じである。2つそろって始めて戦に出かけられる。

そして、クラウドに繋がった情報武器をさらに活かしていく事が大切である。大手のインターネットサービスは全てクラウドの武器である。 

・私がボーダフォン・ジャパンを2兆円で買収する2週間前ある1人の男に会いに言った。ソフトバンクが情報革命の新たな武器を手にし、2兆円の賭けに成功するか否か、あの男にたしかめてきた。 その男とは、Apple社CEOである、「スティーブ・ジョブス」である。

当時Apple社はiphoneをもちろん世に出していない。社内でも、5、6人の極秘プロジェクトチームが発足していた時だった。

そのように、胸に確かな成長戦略を秘め、どのような武器を獲得していくかがポイントである。単に2兆円の博打をするのは無謀である。 

・最新テクノロジーとビジネスモデルの融合をし、他社に先駆けて世に打ち出す。
IoT、AR/VR、AI、ドローン、スマートロボット、ナノマシン、ウェラブルデバイス、クラウド&ビッグデータ上記のように様々な分野の可能性がまだまだある。 

・ソフトバンクとしての得意分野として3つの戦略がある。 IoT、AI、スマートロボットの3つが大きなうねりとなるであろう。

IoTの分野では現在インターネットに接続する機器は私達の周りににおよそ2つしかないが、2040年にはおよそ1000個の機器がインターネットに接続する時代になる。

・人間の人口よりもインターネットに接続する機器の方が多くなり、そのデバイスのほとんどが、IoTビッグデータとしてクラウド接続し、ありとあらゆる情報を統合していく事になる。 

・IoTの役割というのは、モノの役割を根底から変える技術である。ありとあらゆるデータを分析する事によって体調、病気、姿勢、感情など様々な事をコントロール出来るようになる。 

・IoTが全ての産業の中心として機能していく事であろう。人と人が繋がるだけではなく、人とモノが繋がる時代が来る。その結果、健康や病気などの分野を始め、あらゆる産業が進化していくであろう。

・新しいテクノロジーがライフスタイルを革新させていく。最先端を積極的に取り入れていき、最先端技術を積極的に融合していく企業としてこれからも邁進したい。 

孫会長の基調講演を視聴すると未来が明確にくっきりとイメージ出来る。そのプレゼンテーション力もさる事ながら、常に時代を予見し実行している姿に私は尊敬と、日本にこうような最先端の素晴らしい企業があって良かったと心から思う。

ソフトバンク公式ホームページの企業情報欄に今回の基調講演の動画があるので是非一度視聴願いたい。 

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2015年07月03日

日本を良くする志し

3日間にわたりソフトバンクグループの株主総会の内容をありのままに記載させていただいたが、沢山の訪問本当に感謝しています。 

さて、孫正義会長のプレゼンテーション動画は沢山YouTubeや公式サイトに沢山あるのだが、その中でも、「ソフトバンク新30年ビジョン」という感動のプレゼンテーションがある。そのプレゼンテーションを視聴した時、本当に向こう30年の未来が見えた気がした。

先見の明というか、その志しに胸を熱くした。丁度その頃、TBSの林先生の番組で孫正義会長の特集がありさらにのめり込んでいくように様々な書籍や動画を見るようになった。 

思考と挑戦を具体的に実行する為にこのブログをスタートさせた。最初はアクセスも僅かであったが、毎日記事を書く事の習慣と一日の考察をまとめる為にブログを初めて本当によかった。

「日本は必ず復活する」孫正義会長が去年のソフトバンクワールドで声高らかに宣言した言葉でもある。AIとスマートロボットと融合しながら将来様々な製造をしていく事になるとの事だ。 

進化。テクノロジー。未来。私はこの3つの言葉が大好きだ。どうしても日本の現状の暗い所ばかりクローズアップされて、悲観的な意見が多い昨今だが悲観的に捉えれば捉えるほど悪い方向に進むことは歴史が証明している。 

日本を良くする。世界をさらに明るくする。そう志しが最後は決め手になるのだ。
ブログ訪問の皆様の志しを是非聞きたいと思っている。気軽にメールやコメントしていただきたい。 

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