2015年07月12日

NHK パリ白熱教室 トマ・ピケティ 「21世紀の資本論〜格差はこうして生まれる〜」 1

世界的に大論争になった、トマ・ピケティ教授の「21世紀の資本論」。そのピケティ教授の貴重な授業をNHK白熱教室で過去に特集していたので、昨今の経済事情や国際情勢を考慮すると避けては通れない議題なので、今回から数回にわけて記載していきます。 

・21世紀の資本論〜格差はこうして生まれる〜
なぜこの著書を発刊したのか?それは経済学において所得と富の分配という問題は極めて重大なテーマであるからだ。過去の偉大な経済学者も所得と富の分配というテーマを最重要視していた。だが、一昔までの経済学の世界では、その分野を考察するデータがなかった。 

何故今まで、世界的な視点で資本主義の格差や富の分配についての研究が無かったかというと、経済学者は歴史学過ぎて、歴史学者は経済学過ぎた為、分野の垣根を超えての検証が不十分であった。昨今の情報技術の高度な発達により、過去のデータ分析が出来るようになったのが経済学の新たな時代を作る為にこの一大プロジェクトを進める事になった。 

所得と富の問題は決して経済学的な問題だけでは終わらない。この問題は文化的にも波及して国民全体の問題として考えて行かなくてはいけない。 

・労働所得と世襲財産(資産)はどちらが本当に大切なのか? 
格差の大国アメリカ。社会のトップ1%に富が集中する社会でもある。2011年のウォール街を占拠せよ!等の運動がアメリカで起きた事が様々な意味を持っている。 

アメリカは上位10%の所得シェアが年々増加してきている。このデータは世界的にみてもアメリカにしか見られないパターンである。その上位10%の所得の中身は上位1%の人々の所得でほとんどを占めてしまう。 

では、その上位1%の人々がアメリカの総所得の何%を占めているか? 答えは脅威の25%である。驚愕の数字である。その中で資産シェアは60%〜90%で年々増加している。

歴史的に考察するにあたって3つの階層を決めて行かなくてはいけない。 
上位層、中間層、下位層。その格差でもっとも注意しなくていけないのは教育の格差ある。アメリカは優秀な大学が沢山あるが、そのほとんどが上位層であり、下位層は高卒がやっとという状況である。 

アメリカの格差は世界的に見ても稀なパターンである。ここでポイントは
「社会の不平等を是正するには、技能・知識・教育の格差を是正すべき」というのが一番大切な事である。 


トマ・ピケティ教授が研究の中で見えた本質の1つが、教育の改善であったという事が非常に興味深い。経済学というとどうしても、高度な内容になるので私も苦手であるが、このように様々な問題を歴史的なデータを元に解析してくれるピケティ教授のチームに感謝せずにはいられない。

そしてこうような高度な内容をしっかりと視聴出来る現代社会の無限の可能性もしっかりと意識して生活して行く事が大切であると思う。 

過去に囚われず、未来に怯えず、今を一生懸命に生きろ。そして、志し高く。ブログに訪問いただき感謝致します。

関連リンク→あるたった1つのスキルだけで5億円の「不労所得」を作った男
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2015年06月22日

NHK マイケル・サンデル教授の白熱教室 「科学と幸福の話をしよう」

人類の未来を大きくアップデートする人工知能の進歩。ブログ読者の皆様はどう思っているであろうか? 

マイケル・サンデル教授の白熱教室で大変興味深いやりとりがあった。マイケル教授の白熱教室は本当に視聴していると何時もとは違った視点での考察が出来て大変勉強になる。 

今回のテーマは「科学と幸福の話をしよう」というテーマで各国を代表する大学生達が様々な議論を展開していく。その中で大きなテーマになったのが、人工知能がもたらす未来とは? という議論が実に素晴らしい内容であった。 

人工知能がグラウドデータとして集積され、ビッグデータ解析を元に様々な問題を解決していく。進歩の凄さについて行くだけでも大変だが、ありとあらゆる業界と仕事内容が今後30年で劇的に進化していくであろう。 

番組内でアメリカのある州の警察官のパトロールは、人工知能が分析した犯罪データを元にパトロールを実施している。番組内で普段パトロールしない場所に指示された通りに向かってみると、本当に犯罪者に遭遇したのである。驚きと同時に恐ろしさを感じた。

トム・ハンクス主演の「マイノリティ・リポート」で描いたあの世界がいよいよ実現しつつある。そのような時代にいよいよ突入したという事実を認識する事が大切であろう。 

人工知能は今後人類にとって最も脅威となるという見解をする人もいるし、最良のパートナーになるという人もいる。 

孫正義会長は将来的には、脳型コンピューターを搭載し無線LAN技術によりテレパシー通信で人々は交信するようになると2010年に予言している。

未来を考察することは実に楽しい。だが同時に恐ろしさも抱く。この感覚を大切にしてこれからも考察していこうと思う。読者の皆様もとにかく様々考察を様々な角度でしていただきたい。このブログがそのきっかけとなるなら幸いである。 

過去に囚われず、未来に怯えず、今を一生懸命に生きろ。 ブログに訪問いただき感謝致します。

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2015年05月27日

議論を家庭で

昨日の記事でも触れたことだが、議論や討論というのは、改めて大切だと私は思う。
白熱教室の議論をじっくり聞いていると様々なことを考察する絶好の機会に恵まれこのような思いになった。

何も議論というのは、あのようなパブリックな議論だけではないと思う。家庭の中の議論こそ私は最も大切なのではないかと思う。

子ども達に最も耳を傾け意見を十分に聞くべきだし、子どもも失敗を恐れずどんどん意見を親にぶつけるのも大切ではないだろうか?

技術が進化して、驚くほど自分の意見を述べる機会があるのは認めるが、だからといって最も大切な家族の議論の数が減ってしまうのはいかがなものかと思っている。
どんな議論でもいいではないか。 ニュースを見てそのことをどう思うか。日々の事件や出来事をどんな視線で考察するのか。

ただ黙っていては何も変わらないし、喋れるという素晴らしい人のツールを有効に使用し意見を組み交わしていくことこそ大切だと思う。

そういう議論の定義や影響力ということ考察するのに、メディアや情報発見はこれからどんどん進化していくであろう。テレビ離れという事実は私は自然なことではないかと思う。歴史はこうやって繰り返し新しい文化が創造されるのであるからだ。

家族の議論も時代は変われども議論の重要性だけは変わっていかない本質だと私は思う。少しだけでもいいのでどんな内容でもいいので議論を家族でしてみたらいいと思う。
ラベル:NHK 白熱教室 議論
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2015年05月26日

NHK マイケル・サンデルの白熱教室「公共放送の未来を考えよう」2

マイケル・サンデルの白熱教室「公共放送の未来を考えよう」2


・国民として共同意識を作るのも公共放送の使命か?
市民と公共放送が一緒に番組を構築していく。民主主義構築の土台として機能するのも公共放送の役目。情報を共有していくベースが必要。役割を勘違いするとナショナリズムのあらたな火種になる。接着剤があらぬ方向に進む可能性もある。押し付けのアイデンティティではいけない。ある特定のニュースをいかに中立に放送するかが問題。

・政府と違う見解の意見があり、その情報は会社を巻き込む危険がある。それでも真実の報道をすることが出来るのか? 公共放送の原則は守りたい。でもそれが出来ない時もある。
政府をある程度敵にしても真実を伝えたいがそれはやはり様々なしがらみで出来ない事もある。

・宗教が絡んでくると公共放送の自主規制も変化していく。公共放送が落ちた信頼を取り戻すのは大変難しい。

・BBC サッチャー首相が過去の紛争の時にBBCを大変非難した。その時に公共放送が原則を守って報道することの意味とは何なのか深く考えささせられた。 

・戦時に「わが軍」「わが国」という表現は避けるべきか?ではオリンピックの時はどうするべきか? スポーツと戦争を同じ原則で判断できるか? 中立の報道とは? 
国民の中で議論があるかないかがポイントとなる。一般の皆様の為か? それとも政府の意見の代表か? では国民が戦争を支持したら戦争も支持するのか? 

・力を持った人々に批判をするジャーナリズムを有しているのが公共放送の役割でもある。
監視をする使命もある。それは政府と対立する使命もある。

まとめ
単なる視聴者ではない。単なる消費者でもない。焚き火やキャンプファイヤーのような関係を築きその場を提供するのが公共放送の使命でもある。受け身だけだった視聴者を1人の市民として、最新テクノロジーを駆使して新しい可能性を追求するべきである。


大変深い議論で私の拙い文章力では上手くまとまりきらなかったが、報道とは何か?報道からくる影響という考察のヒントになって大変有り難い番組である。内容は決して容易ではないが、学生や子ども達にも積極的に視聴させ家族で様々議論をするには最適な番組ではないかと思う。議論から生まれえうことに私は無限の可能性を感じている。
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2015年05月25日

NHK マイケル・サンデルの白熱教室「公共放送の未来を考えよう」

今回から、NHK 白熱教室シリーズをまとめていきたいと思う。1時間の番組なので数回にわけて連載していきたいと思います。世界最先端の学びを学習出来る良質な番組なので是非機会があれば視聴し共に様々考察をしていきたいと思う。 

マイケル・サンデルの白熱教室「公共放送の未来を考えよう」

・新時代の公共放送とは? 今回は世界の公共放送の代表者の方の意見をお馴染みハーバード大学教授マイケル教授が司会進行役として進めていく。

・10年後の未来をあえて仮定して考察し、今回はインターネットの融合は公共放送にとって好ましいか?好ましくないか? 
反対意見として、批評をいうメディアの価値が無くなってしまう。好きな番組だらけになるのは問題だと思う。マイノリティに対する目配りをするのが公共放送の役目。反対というよりもはやインターネットと融合になりつつある現状がある。

・どちらを増やすべき? 視聴率の低いまじめな番組? 視聴率の高い娯楽番組?
様々なテーマを考察する必要がある。まじめな番組だからといって視聴率が低いと思わないほうがいい。公共放送だからというおごりもあるのではないか。ネットの普及により変わったのは視聴者自身が変わったと思っている。オーディエンスに気持ちをどこまで意見に反映するか。逆に大きなチャンスを迎えているとする見方もある。

・ノルウェーの公共放送のコンテンツは非常に人気で国民の10人中、9人がアクセスするくらいのメガコンテンツとして成長している。ネット上で利用出来ないコンテンツは作らない。単なるテレビ局ではない。公共メディアサービスである。視聴者をけしてあなどらないこと。ネット時代には何時でもどこでも時間を関係なく共有することは果たして公共放送といえるのか? そのコンテンツは接着剤として様々な出来事をくっつけて国民的グループとなるであろう。

・70年台はテレビが接着剤の役割を果たした。国民の共通体験の場だった。その役目がインターネットの登場により違うステージになった。視聴者が参加する事によってまた新しい放送の姿が見えてくる。




各国代表者の様々な意見を聞ける番組で非常に為になる。ネットと既存メディアの関係を考察する年代にいよいよ突入した、歴史の転換点だと私は思う。
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