2015年05月15日

NHK プロフェッショナル仕事の流儀 「ファンドマネージャー・新井和宏」 後編

プロフェッショナル仕事の流儀「ファンドマネージャー・新井和宏」後編である。

・小学5年生の時に父親が交通事故に遭遇。職人だった父親は普通に稼ぐ術を失ってしまう。高校はアルバイトずくめ。大学も夜間の大学でアルバイトずくめ。心の中ではいつもこの言葉が頭をよぎる。「お金があれば、幸せになれたのに」 

・信託銀行に入行し、最先端の理論を習得。その最先端の数学理論を駆使し外資系ファンドに転職。そこで待っていたものは10兆円規模の投資運用。小国の国家予算並みの運用。
成功を掴んだかに思えたが、ほんのすこしのミスとプログラムの異常で何百億というお金が吹っ飛んでしまう。安心して眠る日常が奪われる毎日。911同時テロの影響で何兆円のお金の損を出して遂に健康を害してしまう。ストレス性の難病を患ってしまい普通に働くことさえ出来なくなってしまい外資ファンドは退職。

・そんなある日、書店で「日本でいちばん大切にしたい会社」という本に出会う。
何度苦しい状況になっても絶対にリストラや給料カットをしない会社。障害者を多く雇用し、障害者の雇用を守るチョークメーカー。その様々な会社の姿を知って新井氏は概念が変わった。「俺は今まで何をしていたのだろうか」そういう会社が有ることすら知らなかった。外資系の頃は社長にすら会うことは無い。数字のお話だけして終わり。でも日本の小さなその会社には命懸けで会社を守る社員の皆様がいる。新井氏は金融マンとしてそういう会社をバックアップしたいと思い、志しを共にする仲間と会社を設立。

・本当の金融を実施する。その志しを共にした仲間達とクライアント267人、3億741万円を投資して頂きその資金で運用を開始。全国を歩いて周り、融資しなくてはいけない会社を自ら見つけて投資を募り企業を金融の力でバックアップする。社会の役に立つ金融へ。

・ファアトレードを実施している会社。社員の気持ちや志し事業内容は素晴らしい。だがそのせいで社員の満足度が低下して疲弊してるのではないかと新井氏は分析。上記の会社は現地で製品を納品する前に前払いで実施している。普通は納品してもらってから代金を払う。
現地の仕事をとにかく支えて行きたいという強い意向のある経営陣。素晴らしい事業だが前払いする資金は銀行から調達していた。

・ファアトレードで現地は幸せになっている。だが、自分の会社は苦しむ事になる。
この会社がずっと続く事を願い今回は融資ではなく、共通の目的の為に出来る事を提案し、まず会社の財務状況を徐々に改善していく事を提案融資するだけが本当の金融とは言えない。 

・最後にプロフェッショナルとは?
何処までも謙虚に、誰よりも強く思い、そして日々の努力を怠らず、積み重ねられる人。




今回も本当に素晴らしい番組内容であった。投資の世界の私のイメージは、怖いものという概念を見事に打ち砕いてくれた。投資と聞くと自分だけ儲かればという認識に囚われていた私の小さい視点を変えさせた番組と新井氏に感謝致したい。 これから益々志し高い金融マンが増える事を願い、新井氏の事業が大成功して行く事を願っている。

今回も長文読んでいただき感謝致します。


posted by イトウ ヒロ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK プロフェッショナル仕事の流儀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月14日

NHK プロフェッショナル仕事の流儀 「ファンドマネージャー・新井和宏」 前編

今回のプロフェッショナル仕事の流儀は「ファンドマネージャー・新井和宏」である。
投資などを経験した事がない私には何とも学びの多い番組であった。今回も重要な学びを解りやすく箇条書きで記載していこうと思う。

・新井氏の投資の信条はお金儲けではなく、不況にあえぐ会社を投資で立て直す事である。
かつては10兆円規模の投資も経験した日本屈指のファンドマネージャーである。
学生の頃、父親が交通事故に遭遇しお金で本当に苦労した経験がある。

・仕事場は、鎌倉にある80年くらい前に立てた古民家。朝一の仕事は基本トイレ掃除。普段は社長が実施で新井氏は監督係。 

・今回の肝。新井氏の投資の流儀は「徹底して読まない」予測しても基本的にどこで売り買いなんて分からない。社会的に意義がある会社に株を購入し、売り買いしている銘柄全てに同じ金額を投資する。持っている株の総合的な収支で勝負する。個別の勝負はしない。株が上がる兆しがあっても基本的には資金を増やしたりしない。決める事が大事で、でないと心理的要素が出てしまう。 「人間の愚かな欲を徹底的に排除する」投資戦略。

・新井氏は投資する会社に必ず訪問し、そして若手社員の面談等で投資の判断をしていく。
社員は会社を誇りに思っているか? が1つのキーポイント。この会社が好きか?
その会社がどんな状況になっても何を成すか?どんな社会にしたいかと見極めながら投資先を決定して行く。

・投資ファンド立ち上げの理念は、まだ名のない会社を思い切って応援する事である。
再生法適用になった会社などに破格の金額で融資する事もある。日本の将来を良くする会社だと判断したらとことん応援する。

「未来を作る、金融」 

戦後の日本は銀行が応援し、沢山の中小起業を支援して日本を支えてきた。
バブル崩壊で銀行の経営が悪化し融資の貸し渋りが起きて中小起業が大胆な活動が出来ない。

今回も長くなるので前編後編で記載する事にします。新井氏の志しに感動した。投資や金融と聞くとどうしても尻込みしてしまうが新井氏のようなファンドマネージャーの仕事が見れて何よりである。
posted by イトウ ヒロ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK プロフェッショナル仕事の流儀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月05日

NHK プロフェッショナル仕事の流儀 最強の地平、その先へ 横綱・白鵬

歴代最多優勝記録を塗り替えた平成の大横綱 白鵬関が今回の主役である。

私は子どもの頃から祖父が大の相撲好きで、何時も本場所中は必ず食事時間と午後の時間は強制的に相撲を見せられていた。なので、本場所中は習慣の様に相撲を必ず観戦している。 

小学生の頃、千代の富士が当時の貴花田に負けて次の日引退したのを良く覚えている。
その後の熱狂的な相撲ブームも子どもの頃のいい思い出だ。 

その後貴乃花が引退し、いよいよ大モンゴル時代に相撲界は突入した。悪童の名に相応しいといったらファンに怒れるかもしれないが、朝青龍全盛期のあの勝ち気な相撲も非常に好きだった。その頃からメキメキと実力を付け昇進してきたのが白鵬関である。 

朝青龍と白鵬の横綱相星千秋楽決戦が本当に大好きであった。あのガチンコ過ぎるぶつかりあいが今も鮮明に覚えている。その後様々な問題があり、朝青龍が引退。 

各界も様々不祥事が続いて大相撲始まって以来の最大のピンチだった。 

その時に大相撲を救ったのは白鵬関である。無類の強さをほこり勝率9割。そして横綱になって8年間一度も巡業も本場所も休んでいない。最多優勝の名に恥じない大横綱である。 

白鵬関は番組の中で、とにかく一番の敵は自分だと言い聞かせている。そして全力士の中で最も研究をし、頭脳を最大限活かしている力士ではないかと思う。精密な相撲コンピューターを搭載している事に驚きを隠せない。最も勝ち星に近い練習と研究と、そして場所前の調整をしている。
場所前にはあえて不安を残して本場所に向かうとの事だ。15日間を戦う上での緻密な戦略であろう。 

白鵬関の普段は見せない人間味を見れただけで今回の番組自体非常に価値があると思う。

さぁ日本人力士の皆様。歴代最強の横綱を破って日本人横綱を勝ち取りそして新たな時代を築こうではないか。白鵬関が作ってくれたこの偉大な記録と今の相撲界をもっと盛り上げていく力士が誕生する事を私は期待している。

来場所も白鵬関の相撲から目が離せない。
posted by イトウ ヒロ at 07:24| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK プロフェッショナル仕事の流儀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月24日

NHK プロフェッショナル仕事の流儀から見る人の無限のチカラ

先日のNHK プロフェッショナル仕事の流儀で特集された、ぎょう鉄職人の葛原幸一氏の
超絶テクニックに本当に痺れた。 

私もこの番組を視聴するまで、ぎょう鉄職人という言葉すら分からなかった。 詳しくは番組HPを参考にして頂いて、簡単に説明すると、ガスバーナーと水を使って鉄を自在に曲げる職人である。 

葛原氏がいつも作業している鉄はただの鉄ではない。日本の大型タンカーの底に使う超特殊な鉄である。 

昨今の電力事情を鑑みると海外からLNGをタンカーで運んできて火力発電で我々の電力を賄っていいる。 

日本の大型タンカーの性能は世界一だそうだ。 スピード、燃費、トータルの性能、どれをとっても世界最高の造船国が我が国なのである。 

その造船で最も重要な船体の底の鉄板は何千枚と繋ぎあわせて製造する。その1個1個の鉄の形状は非常に複雑である。 

機械では不可能。 人間の力でないとミリ単位に鉄を曲げるなんて芸当はとてもじゃないが出来ない。 

葛原氏の仕事は一切マニュアルなんてない。曲げる鉄の型の木を与えられて終わりである。同じ形状の鉄なんて1個もない。毎日違う作業をする。 

全て勘とイメージのみで仕事していく。葛原氏の作業が終わらないと造船作りがストップしてしまう。プレッシャーの毎日である。 アドバイスも誰もしてくれない。いやレベルが凄すぎてしようがない。 

葛原氏のような職人がいてこの国は成り立っている。 職人は本当に日本の宝だ。今この瞬間も職人の皆様のおかげで我々の日常生活が守られていると思うと感謝せずにはいられない。 

職人の皆様が安心して働き安心して死んでいけるようにするのが今を生きる我々の使命である。  
posted by イトウ ヒロ at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK プロフェッショナル仕事の流儀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。