2018年07月13日

オウム事件とメディア

一連のオウム事件の検証の中で、決して忘れてはいけない事件を、今日はメディアが犯した重大な問題点という視点で紹介する。 

オウム事件の発端となった残忍極まりない事件があの、坂本堤弁護士一家殺害事件である。参照リンクを再度読んでいるだけでも胸が痛む残忍な事件だ。 

この事件の発端となったのが、TBSビデオ問題と言われている大手メディアが犯した大問題が根底にある。 

坂本弁護士が証言しているインタビュー内容を、放送が開始される前に教団幹部に開示してしまい、そのインタビュー内容を見て殺害に及んだ可能性があり、当時のTBS関係者が証人喚問までされた大問題だ。

とにかく、教団の布教に当時のマスコミはかなり貢献している。ゴールデンタイムの番組に麻原彰晃が出演したり、討論番組で上祐史浩が何度も出演し派手なディベートテクニックを駆使し注目を集めたり、危険な徴候がいくつもあった教団を持ち上げて視聴率を優先した番組がいくつもあった。

今回教団幹部が死刑になった事を全社報道していたが、その事実の裏にある、マスコミが犯した大問題の再検証こそが必要ではないだろうか? 

ジャーナリズム、言論空間、そして大手メディアはいとも簡単に当事者の人生を狂わせる力があるという危機感が、欠如している気がしてならない。

オウム事件は他人事ではない。今も残忍な事件が後を絶たないし、高度に発達したIT社会ではテロの脅威が日に日に増すばかりだ。

脅威を未然に防げるメディアや体制が一日も早く機能してもらいたいと思う。 


posted by イトウ ヒロ at 22:09| Comment(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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