2015年08月16日

NHK 心と脳の白熱教室 第4回  「あなたの性格は変えられるか」 1

NHK 心と脳の白熱教室。オックスフォード大学、エレーヌ・フォックス教授とケヴィン・ダットン博士の興味深い講義の最終回を記載していきます。 

・楽観的な人、悲観的な人
私達の周りにも様々な人がいるが、私の思い出の中に、ある兄弟のお話がある。1歳違いの兄弟なのだが、全く違った性格だった。 

その兄弟の特徴は、弟は新聞配達などで、財をなし起業するまでに至った。方や兄はかなり用心深く常に浪費の事に気を使う人であった。 

その後、兄は教師になり幸せな生活をしている。弟はアメリカに移住し、様々なビジネスを展開し、億万長者までなった。 

全く同じ遺伝子、同じ環境なのにどうしてここまで違いが出るのであろうか?楽観的な思考は遺伝的な問題なのか?果たして育つ環境によって変わるものなのか? 

・性格は変える事が出来るのか? 
この問題の根底にあるものは、脳内の快楽のシステムと、恐怖のシステムの2つである。楽観脳、悲観脳、この2つのシステムがどのように作動するのは、遺伝子や環境により左右されている。 

・遺伝子の影響
遺伝子の役割は大まかに言うとタンパク質を作り、そのタンパク質が細胞を作り最終的に脳内回路を作るという役割をしている。 

遺伝子には必ず差異がある。セロトニン運搬遺伝子などは同じ両親から生まれたとしても必ず人それぞれ違いがある。この違いが脳内科学物質の違いをもたらすのだ。 

このセロトニン運搬遺伝子の長さなどが実験の結果、うつ病などの精神病と密接な関係にある事が分かった。 

簡単に実験結果を説明すると、遺伝子が短い人はネガティブな情報に多く左右され、遺伝子が長い人はポジティブな情報に多く左右されるという結果がわかった。 

遺伝子が短い人は自動的にネガティブな情報に注意を引っ張られてしまうという事である。この事が、不安や悲観主義を引き起こす1つのメカニズムという興味深い研究結果となった。 

・遺伝子と環境
また長期に渡る遺伝子の実験を行った。3歳から26歳までの800人以上を対象にした長い期間の実験である。 

遺伝子を調査していくと、セロトニン運搬遺伝子が短い人と長い人のうつ病の発症リスクの違いという側面からみるとあまり違いがなかった。

だが、人生に起きた悲しい出来事や辛い経験が3つ以上あるという人に限って実験結果を見てみると、遺伝子が短い人のほうが、その後うつ病にかかるリスクが増大し、長い遺伝子をもった人は平均値より、うつ病にかからないという結果がわかった。 

遺伝子だけでは、うつ病のリスクを見極める事は不十分であるという結果がわかったのだ。両方の組み合わせが大切である。遺伝子と環境の相互作用という事が大切である。

セロトニン運搬遺伝子だけが、悲観脳と楽観脳に関係が深い遺伝子とも限らない。近年の研究で20種類以上の遺伝子が脳内物質と深い関係があるとわかっている。  


エレーヌ教授の講義は沢山の実験と様々な角度から、心と脳を分析していて本当に勉強になる。この脳というものをいかに理解していくかという事は今後の情報社会を生きていくうえで大切な事であると私は思う。 

心と脳の白熱教室シリーズの記事も多くのアクセスがあって大変有り難い。この記事をきっかに様々な人生の場面でお役に立てれば幸いである。 

過去に囚われず 未来に怯えず 今を一生懸命に生きろ そして 志し高く ブログに訪問いただき感謝致します。 

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posted by イトウ ヒロ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK 白熱教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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