2015年06月08日

NHK プロフェッショナル仕事流儀 「ビル清掃・新津春子」 後編

・料理に使うお酢でよごれを落とす。水で薄めお酢を吹きかかる。ある一部分だけ実施したのだが見違えるように綺麗になる。 清掃のコツは力を入れないこと。素材を傷つけるだけで意味がない。掃除することが引火などの火事を防止することでもある。

・私の居場所
昭和49年に中国で生まれる。旧満州で父親が残留孤児として残り、中国人と結婚。
中国では日本人というだけで壮絶なイジメにあった。そして日本に来てもそれは続いた。
「私はいったい何」両親が日本に帰国しても、全く正規の職につくことが出来ず生活が困窮した。その中で雇ってくれたのが清掃のアルバイト。日夜問わず必死で働いた。 アルバイト先でもいいようのない差別を受けてきた。 

・中国でも清掃員というのはどうしても地位が低い。存在が認められない。一体どうしたらいいのか? 

・23歳で羽田空港の清掃員になった。その時上司の鈴木さんに出会う。日夜鈴木さんの徹底指導を受け業務をこなしていく。でもどんなに業務をこなしても鈴木さんは認めてくれない。鈴木さんは言う。「もっと、心をこめなさい」 

・心は見え無いモノなのでそれは出来ませんと答えてしまった。なんでこんなにやってるのに認めてくれないのか?反発したこともあった。がむしゃらに作業して三年の月日が流れた。

・全国ビルクリーニング技能競技会に出場した。腕には自信があった。だが、結果は2位に終わる。鈴木さんは新津にこう語った。「心に余裕がなければ、いい掃除はできませんよ」
余裕がないと相手に優しさは伝わらない。自己満足の掃除はしてはならない。お客様の為に掃除をこなす。見え無い箇所、匂いや殺菌までも考慮する。 
その努力の姿勢が実って全国ビルクリーニング技能競技会でついに優勝を果たす。 
鈴木さんは新津にこう言った。「優勝するのはわかってました」

・優勝後、新津の清掃に変化が現れた。お客様に以前より親身になって沢山話しかけられるようになった。はじめて人に認められた瞬間であった。 

・清掃こそ私の「居場所」
月に2度実施する夜間清掃。お客様がいない時に徹底的に実施する。トイレ担当者がどうしても出来ない箇所があった。多目的トイレに床の汚れがどうしても落とせない。
新津は様々な試行錯誤を繰り返し独自の清掃パットを自ら開発。その後そのパットでポリッシャーをかけると見事に床が元通りに。ほんの少しの汚れでも決して諦めない。
おもてなしの気持ちでする。すべては使用する人の日常の為に。使用する人が幸せでありますように。

最後にプロフェッショナルとは? 
目標をもって日々努力し、どんな仕事でも心をこめてこなせる人。


清掃とはやさしさである。清掃1つの中にここまで魂があるとはこの番組をみるまで思いもしなかった。世界一の清掃職人の情熱とその中にある人に対する優しさが世界一を実現した原動力だと思う。羽田空港は日本の玄関である。その玄関主がこの小さな巨人新津春子である。皆様も羽田空港に行く機会があれば是非この優しさあふれる清掃職人の職人技を体験していただきたい。

関連リンク→あるたった1つのスキルだけで5億円の「不労所得」を作った男
The Million Writing


posted by イトウ ヒロ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK プロフェッショナル仕事の流儀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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